2014年5月2日金曜日

経営学っぽい話

大学(経営学部)のとき何かの講義で聞いたのを思い出した。

ソースはどこかのブログ記事だったと思う。記憶が曖昧だから元ネタや当時の講義とズレ手いるかもしれないがご勘弁。




Question

1. 不真面目であるが結果を出す部下A

2. 真面目で結果を出す部下B

3. 不真面目であり結果も出さない部下C

4. 真面目であるが結果を出さない部下D


さて、この4人の中で営利組織にとって最も不要(というか厄介)な人材はどれか。




Discussion


1. 結果出せばオーライ!なのか!?部下A!・・・したがって最も不要だろうか。


2. 努力家でかつ堅実に成果を掴む部下Bは、逆にその非の打ち所の無さそれ自体に嫉妬する他の部下が出てくるうんぬんであるため、部下Bが最も不要だろうか。


3. はぁ?何もやってないし、当然結果もでないだと!?クソだなテメェ!文句なし問答無用で部下Cが一番いらねぇよ!・・・だろうか。


4. んー君のがんばりは理解している。君は努力を惜しまない素晴らしい人格の持ち主だ、だがしかし結果も出してくれないと困るんだよね・・・だから部下Dは不要だろうか。


うんたらかんたら・・・


いよいよ誰だ!?




Answer


最も不要な人材は:真面目であるが結果を出さない部下D


?????


なぜだ!?


真面目・不真面目であれど結果を出す部下A、Bはともかく


なぜ不真面目で結果も出さない救いどころなしの部下CよりもDが不要なのか!?


僕も講義を聞いた当時そう思ったのだろう(そのときの状況は忘れたw)。


まず、ゴミカスな部下Cは何の躊躇いも後ろめたさも無く切り捨てれるということ。


むしろ取り除くことで経費削減、効率アップで組織全体の業績が改善される可能性がある!!?


そう考えると「部下Cを捨てる」はポジティブなことになるね。


では部下Dがなぜ最も不要なのか・・・・


ポイントは「がんばっているのに結果を出せない」だ。

もっと言い換えると、「上司や同僚たちのアドバイスや注意を聞かず、頑固に自分の”誤った方法”に固執し続けるため、労力に見合う成果を上げれていない。」


前半の作業部分では部下D本人は心の底から「自分は頑張っている」と思い込み信じ込んでいる。したがって「当然自分は評価されるべきだ」という気持ちを持つ。

しかし結果が伴わない。

雇用主にとってはボランティアで無償の報酬を与えるために運営しているわけではないので、やはり突き詰めれば「結果が全て」。利益を上げてもらわないと困る。


そして本人は頑張っている”つもり”でも、実際は他人の意見を聞かない厄介な人だし、自分の非を認めず結果も出せない・・・自分の仕事の方法が誤っていることに自覚がない。

結果がないので報酬は出せない・・・・次第に部下Dの心にはフラストレーションが溜まっていく。


組織にとって何の利益も生み出さない隠れ自己中心的な部下に給料を支払う(組織にとって給料は費用だから)・・・部下Cのようにスッパリキッパリ切捨てにくい(毒抜き膿抜き切除等ができない)・・・部下D本人にも不満蓄積(更なる不利益の元)


ということで最も不要な(タチの悪い)人材は部下Dということになる。




ちなみに最も有能な人材は部下Aなんだって。

なぜ頑張り屋さんの部下Bよりも良いのか・・・・答えは:サボってるのに結果を出しているから。

つまり効率のいい方法で仕事をしているため、少ない労力で最大の利益を出しているから。

そりゃそうだよね、自動車だって燃費がいい方に乗りたいでしょ。

部下Aのような人はカリスマ君だし起業家に向いているそうだ。


以上。



この議論で面白いと思ったことは、「努力は意味が無い」んだよね^^;

むしろネガティブな要素だ。積極的に努力は排除すべきであるという印象すら受ける。

いや、実際は天才や秀才でないかぎり凡人の我々は努力しないと結果を出せないのだから、努力は必要だし尊いものなんだよ!^^

しかしながら、どうしてこの議論においてはネガティブなんだってこと。




たしかこんな話だったと思う。

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